ヒトリゴト
2026-09-13 21:20:00
音楽のある家、現場で流れる「エイリアンズ」
道東の家の完成見学会が、無事に終了いたしました。ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回の住まいには、とても素敵な特徴があります。
それは、リビングの「一番いい場所」にピアノが据えられていること。
間取りの中心、心地よい光が入る場所にピアノがある暮らし。
日常の中に本物の音や木肌の温もりが溶け込んでいる空間は、やっぱりいいものですね。住まうご家族の記憶にも、美しい音色とともにずっと刻まれていくのだと思います。
実は私自身、音楽のある生活には昔から強い憧れがあります。
学生時代、「ギターを弾きたい!」と思い立ち練習を始めたのですがギタリスト最初の壁と言われる「Fコード」がどうしても押さえられず、あえなく挫折した苦い思い出があります。
弾く技術は身につきませんでしたが、そのぶん「音を楽しむ暮らし」への憧れは人一倍強いのかもしれません。
カモノハシコウムテンの施工現場ではラジオでなくいつも音楽を流しています。日々お世話になっているのはSpotifyです。
先日も夕暮れ時、一人現場に残り、天井の高さや細部の収まり(納まり)について考していました。あーでもない、こーでもないと頭を悩ませ、少し行き詰まっていたその時。
キリンジの『エイリアンズ』が流れてきました。
すっと肩の力が抜け、心地よいリズムに気分転換できた瞬間、ふっと綺麗な答えが浮かび上がってきました。
デザインや設計作業というのは、根詰めて考え抜く時間も必要ですが、時にふっと生まれる「余白」から最高のアイデアが降りてくることがあります。
私にとってその余白を作ってくれたのが、音楽です。振り返ってみると、これまでも何度も音楽の力に助けられて現場を形にしてきました。
住まいづくりも、音楽によく似ている気がします。
素材の質感、光の入り方、家族の動線、そして心地よい余白。
それらが綺麗に調和したとき、住まいという空間は最高の居場所になります。
ピアノの音が響く新しいお家で、ご家族がこれから素敵な音楽と時間を紡いでいかれることを楽しみにしています。
改めまして、見学会へのお越しありがとうございました!
